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▼安曇野のログハウスにやって来るゲストから「おやき」の美味しい店について度々尋ねられる。当方にとってはさほど関心の高い食べ物ではなかったからいつもお茶を濁す事になる。3年ほど前、「そば処常念」という安曇野の蕎麦の名店で遅いお昼を4人で食べた時、他にはもう1組のお客さんもいなかったせいかそろそろ閉店が近かったせいか、係のお姐さんがサービスで1/2にカットした蕎麦粉の入った焼きたてのおやきを出してくれた事があった。これがなかなかの逸品で、手が止まった。私のおやきに対するイメージが変わった。

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▼ある時、家人及び家人の友人2人の女性3人を乗せお昼過ぎログハウスを出発し東京への帰路に就いた。するとそのご婦人方の一人からお土産におやきを買いたいという声が上がった。ご婦人方には丁重に対応しておいた方が後々のためになる。おやきの専門店など想像もつかない所であったが、たまたま私に思い当たる店が一軒あった。業務や奥飛騨への釣行で頻繁に通る国道158号線(松本から上高地入口を経て奥飛騨平湯温泉から高山に至る国道)沿いにおやきの看板が架かっているのを彼の地への行き帰りに度々目にしていた。日本アルプスサラダ街道を通って松本インターから長野道に上がれば順路通りで、ほとんど遠回りにもならない。
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▼さかた菓子舗に着くと、カーテンが引かれた玄関のガラス引き戸に「本日の営業は終了しました」の断り書き。店内に人はいるようであるが、木製の引き戸は頑として開かない。私は現地の安曇野・松本界隈の事情通と思われる知人二人に電話した。安曇野のK平氏は出張中でつながらず、高山のK林氏はつながったが、我々がたった今到着したこの店を教える。そこで私は車に戻り、カーナビで検索した。周辺施設→食べる→で「おやき」と云うのが検索項目に出た。これにはちょっと感動した。優秀なナビだ。周辺にはこの店のほかに3件該当するお店があった。探偵にでもなったつもりでこれらを虱潰しに調べた。

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▼結果は、お店自体がなくなっていたり、訪ねて行った地番が保育園になっていたり、おやきの製造のみで販売はしておらずしかもこの日がお休みであったりと散々な結果に終わった。ご近所さんに尋ねると、逆にさかた菓子舗を勧められる。1月11日は大寒波が来襲中で中央高速でも雪に降られ、松本も雪。しかし寒波の影響のためか、3連休初日にしては車も少なく渋滞もなく車は順調に走り、訳あってこの日は安曇野インターの一つ手前の松本インターで高速を下りた。この時近くを通りかかったので私はふと「さかた菓子舗」を覗いてみようと思い立った。お店は門前市をなす状態であった。次から次に車が止まってはお客が店に入り、買い物を済ませて去って行く。
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▼ここで私はこのブログの読者にたまには貴重な情報提供をしたい。ここのおやきはやや小ぶりながら、餡がミッチリ詰まった極上の味である。餡の種類は7種。店内からガラス越しに製造工程が眺められるが、女性スタッフは丁寧な仕事振りである。商品は売切れご免、売切れればお店は営業終了。午前中に電話でお取り置きをお願いして、お店に行けば確実に手に入る(私の推奨はこれ)。送付の場合も本人が直接お店に行き、宅配便の送付状に送付先、送り主を自分で書く必要がある。要するにお店はひたすら美味いおやきを作り、ただ売るだけという徹底ぶりだ。あなたがおやき好きなら、たまには早起きして行ってみてはどうか。

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DSCN0545_edited-2▼明けましておめでとうございます。私は今年も新年を安曇野の雪深いログハウスで迎えました。ブログの更新が遅れに遅れており、読者の皆様に大変ご心配をおかけしております。

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▼初詣は地元の穂高神社。安曇野のログハウスが完成してからは恒例になりました。特に交通安全には霊験あらたかな神社だそうです。今乗っている車の納車日が、どう予定を調整しても仏滅の日曜しかなかったので1か月後の初詣の際、この神社で安全祈願しました。

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▼今年もご本殿に上がってご祈祷を受けました。いろいろなお願いをしたかったのですが結局今年は、「家内安全」「商売繁盛」の2本のみ。もちろん読者諸兄姉の家内安全、商売繁盛も念入りにお祈りして来ました。

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いい年になるといいですね!

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▼T山先輩の手を借りて3tの薪割りを終え、翌々週の週末、そして3連休となる今回の週末も安曇野に出かけて来たがいずれも雪が降った。廃材等の片付けをもう少ししておきたかったけれども既に雪が積っており、これが根雪となって恐らくこのまま本格的な冬を迎える事になりそうだ。今シーズンは雪が早いし、雪の量も多い気がする。厳しい冬になるかもしれない。12月に入って私は4つの忘年会をこなした。あと一つと会社の納会で本年のオフィシャル(?)な飲み会は全て終了する。たくさんのアルコールが私の体の中を流れた。胃の洗浄は充分すぎるほどやった。明日はクリスマスイブ。いよいよ今年も大詰めを迎えた。

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▼12月4日、東京九段下で神戸の高校同級生の忘年会があった。たまたま神戸から上京中のK村君もこの会に出席し、その際翌日新宿のライブハウス『ミノトール2』で催されるゴスペル歌手のリサイタルに誘われた。“新井深絵リサイタル Duo with 吉村信 (p) ” がその公演のタイトル。ジャズとは浅からぬ因縁のジャンルであるから出かけてみた。ライブハウスのテーブル&ミュージックチャージ、食事・飲み物代もK村君持ちという破格の好条件。彼も熱心に応援する気鋭の女性シンガーの心温まるステージを暫し楽しんだ。

 

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▼11月30日、私は多摩市ををいつもの朝8時に出発して、『安曇野エクスプレス』号(愛車日産 X-Trail )を快調に走らせ10時過ぎに安曇野インターを通過した。12月1日を薪割りの日と決め、ご近所のラグビー部先輩・T山氏にも手伝いをお願いしてあった。薪割り機の管理をしている地平線倶楽部にはこの日朝から使えるように搬入をお願いしておいた。しかしすこぶる当方の車が順調に疾走を続けたので予定よりかなり早い時間にログハウスに着くと思われた。そこで私は途中のパーキングエリアから地平線倶楽部に連絡し、予定を1日前倒しして本日午後から使えるように搬入時間の変更をお願いした。「今日の今日」の話であるが地平線倶楽部代表のI山氏は勝手な私の依頼を快諾してくれた。
DSCN0264_edited-1▼T山氏と私はスーパーで食材の買物を済ませ12時前ログハウスに到着した。駐車場にはお願いしてあったエンジン式薪割り機がちょうど使い勝手がいい位置にシートを掛けて置かれていた。昼食後、きっかり1時から我々は薪割り作業を始めた。薪割り機の操作は私としては2度目になる。この薪割り機は50数万円の機械であるが、地平線倶楽部では1台につき10人のオーナーを募って共同購入するシステムになっている。私の所属は“チーム・ペガサス”である。5万円の出資で共同オーナーになれば、あとは1,500円の年会費で燃料を満タンの薪割り機が年1回借りられ、機械の搬入・搬出、維持管理一切を地平線倶楽部がやってくれる。これは非常に良くできたシステムだと感心させられる。

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▼さて、夏の暑いさなかに薪原木をここに運んでから週末毎にやって来ては玉切りに励む。諸般の都合で必ずしも毎週末は来られないし来てもあいにく雨の場合には作業ができない。そんなこんなで玉切り、廃木の片付け、薪置き場の確保に想像以上の時間がかかり悩ましく思っているうちとうとう12月になってしまった。地平線倶楽部から「今シーズンまだ薪割り機を使っていないのは私だけだ」とのお話も伺った。今年中に、安曇野に雪が積る前までには何としてもけりを付けなければいけないと考えて、コツコツと額に汗して原木切り、運び、積み上げた。そして12月になってしまったが、何とか年を越さず、ぎりぎり間に合った。まさに満を持して、土俵際のこの日を迎えた。

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▼“取説”をチラチラ読みながらエンジンをかけ、我々は薪割りを始めた。最初に私が何本かの玉切り材を機械で割った。簡単な実演&解説の後、機械の操作をT山先輩にお願いした。私は1輪車で玉切り材を運び、割った薪を運んだ。人生の辛酸を舐めた、違いの分かる男二人が黙々と作業に没頭した。割って割ってまた割って、運んで運んでまた割って。1度の休憩を挟みちょうど3時間余りで、ナラ材2t、ついでに廃材のカラマツ1tほどの薪が出来た。割る材が機械に近いので動きに無駄がなく生産性が高い。予想を超える短い時間で作業が終了した。3時間で3tの薪が出来た。喉もカラカラである。ログハウスに引き込んである中房有明温泉に入ってから、今夜は美味い酒が飲める。

 

 

=夕食準備中のT山先輩=

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=薪ストーブの薪が燃え、ご馳走が並ぶ=

DSCN0280_edited-1=翌朝割った薪を並べ終える=

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▼11月28日、東京で最も高い場所にあるレストランでランチを食べた。美食が続く。業務の関係でスカイツリーを観ておく必要が生じた。入場には予約が必要で、たとえ予約ができたにしても長い行列に2時間並ぶ場合もある。急を要するケースであったから、我々は地上345mのフレンチレストラン『634』を予約した。レストランの予約があれば専用の受付から行列に並ぶ必要もなくスムーズにスカイツリー展望台まで行くことができる。スカイツリーの高さは634m(武蔵に由来しているから覚え易い)、展望デッキは350m、更に追加料金を払えば450mの展望回廊に昇る事が出来る。我々はフレンチを食べに行ったのではなく、スカイツリーに昇るためにフレンチを予約したと云う事である。展望デッキ下のレストランは高さ345m、ランチはコースで6,300円から。いっそ6,340円にすればもっとわかりやすい。展望も料理もなかなかのものである。また、料理が載せられた器が素晴らしくて目を瞠った。今夜はお茶漬けなんかがいいかな?

 

 

=スカイツリー展望台からの眺望とレストラン『634』のランチコースの料理画像=

 

 

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DSCN0176_edited-1 ▼目刺しばかりを食べている訳ではないが、普段の私の食生活は質素倹約が基本である。贅沢と言えば夕食に缶ビールのプレミアムモルツを1本、その後に通販で定期的に届けられる安価なフルボディーのボルドー産赤ワイン(同じ通販会社を利用している友人はこのワインに“シャトー・ベルーナ”と云う粋な名前を付けた)を2日で1本または3日で2本程度空ける。これを燃料にして、私は朝5時45分に起きて6時52分になると、ぐずる事もなくおとなしく家を出て会社に向かう。夕方は業務の都合、冠婚葬祭、あるいは特別な事情でもなければ大抵8~9時前後に帰宅する。月に1回か2回、午前様と云う事もあるが、総じておとなしい家畜のような穏やかで地道な毎日である。しかしこんな地道な生活に時折盆と正月が一緒にやってくるような事もある。てっさ・てっちりを食べた2日後、東京神田の鰻の名店『おお葉』で鰻尽しをご馳走になった。

 

 

 

 

▼私は神戸の県立高校OB・OG会の東京支部の幹事を拝命している。そのため毎年総会が終わると、大先輩のS田氏が神田の『おお葉』で慰労会を催してくれる。今回は5人が招待された。S田氏はこの学校の前身である旧制神戸二中の卒業で、早稲田法学部を卒業後長く会社経営に携わって来られた。85歳にして今なお現役の会社社長である。お顔の色艶もよく、いつも矍鑠、颯爽としておられる。特に張りのある頭頂部は入念にワックスを掛けたようなまばゆいほどの高貴な光を放っておられる。「玉磨かざれば光なし」を実践しておられる様子である。芸術は手間暇を惜しんではいけないと云う教訓だ。S田先輩に若さと元気の秘訣を伺うと、にやりとして「そりゃあ君、鰻を食べとるからなあ」。今や鰻も高嶺の花となった。庶民の口にはなかなか入りにくい。それ故にS田先輩の変わらぬご壮健を心からお祈りしたい。

 

 

 

 

 

 

▼てっさとてっちりを箱から出したらそのまま直ぐ食べられるようにセットして送るけど、ええかなあ?とある日たもっちゃんから電話があった。たもっちゃんは私の幼・小・中学校以来の友人で、神戸・県庁上の寿司割烹『ときどき』の大将。断る理由はないけれど11月24日はゴルフの後で一杯やる予定が既に入っているから、1日スライドして25日に届くようお願いした。てっさ・てっちりのだし・たれ・薬味の紅葉おろし、葱、カボス全て用意してくれて、食べ方の注意書きもそれぞれ手書きで付けてくれている。料亭とはほど遠い雰囲気の我が家の食宅で料亭の味をありがたく頂いた。友人は腕のいい調理師に限る。

 

 

 

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▼高校の同級生T花君が功成り名を遂げ、先般第一線から勇退した。そこで、高校時代の同級生が長年の彼の功績を慰労しようとゴルフを企画した。S島君の発案で、S島君がメンバーでもある名門「藤沢芙蓉カントリー倶楽部」で慰労ゴルフがセットされた。当初は9月15日(日)に手配してあったが、大型台風がこの地を直撃したので中止となり仕切りなおしてこの日に順延された。私は小田急線藤沢駅で乗り換えるJR線が不通のため足止めを食った状態で中止の連絡を受けた。他の3名もゴルフ場までは行き着けなかったそうである。千葉県印西市在住のT花君はこの日に備えて、藤沢市内で前泊までしていた。この時に彼らは私が強烈な雨男であると気付いたようである。T花君、S島君、N堀君は高校時代剣道部、ラグビー部の私に声がかかったのは“いいカモ”と思われているせいだろうか。この日は快晴無風、絶好のゴルフ日和。富士山が望める名門コースで大いにゴルフを楽しんだ。プレー終了後、クラブバスでJR辻堂駅まで移動して駅前のショッピングモール内の蕎麦屋で慰労会第2部、ベットの清算をやった。チョコレートがあちらこちらと行き交ったが、私だけは出て行くばかり。どうも奴らの思惑通りになったな、とこの時になってようやく気付いた。機会があれば雪辱を果たしたい。

 

 

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▼私の車のタイヤやオイル交換等のメンテナンスはタイヤ館安曇野店に全てお願いしている。以前までなら予約なし、当日思い立っても待つ事を厭わなければタイヤ交換ができた。法律の適用規則が変わりタイヤの保管倉庫が50km離れた諏訪市になった。そのため1週間前の予約が必須になった。この日は11寺30分に予約してあったから、多摩市を朝8時30分に出発し、余裕で作業場に入庫した。タイヤ館の作業は的確迅速であるから、私は全幅の信頼を置いている。この日もきっちり約束通り15分以内で冬タイヤに交換してくれた。

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▼時間に余裕が出来たので、私はいつものログハウスへの行き帰りのルート脇にあり、ちょっと気になっていたお店でお昼を食べて行く事にした。『ひさりな食堂』がそのお店で、地元タウン誌には“かわいくておしゃれな、カフェみたいな食堂。接客・気配りも好評”と紹介せれている。信州熟成味噌を使った味噌ラーメンやカツ丼が人気メニューとある。7年以上になる安曇野通いであるが、ラーメンは行列のできる西友豊科店側の『いけまつ』(懐かしい中華そばの味、なかなかいける)か穂高柏原の『ラーメン大學』くらいしか行った事がない。

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▼店内に入ってみるとテーブル、カウンターいずれの席もほぼ満席。よく繁盛している。ホール、厨房共にスタッフは全て女性。テキパキと働いていて好感が持てる。私はお勧めの信州味噌ラーメンと餃子を注文した。改めて店内を見回してみるとラーメン、カツ丼あたりがこの店の売れ筋のようである。私の注文した信州味噌ラーメンはこだわりの熟成味噌を使った具だくさん、ボリューム感たっぷりのラーメン。炒め野菜その他全てが丁寧に調理されていると感じられた。熟成味噌のスープも美味い。

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▼この日、安曇野に夜の帳が下りるとやがて晩秋の名月が顔を出した。眼下には安曇野の夜景が広がり、宙天には見事な満月が懸っている。月明かりを受けて微妙なグラデーションを見せる周囲の雲が刻一刻と流れ、変化する。姿を隠したかと思うと、濃淡に富むヴェールの隙間から再び月が顔を覗かせる。これを私はログハウスのデッキの椅子に座り、ボトルに残ったワインを注いだワイングラスや飲み足りなくて新たに作ったジントニックのグラス片手にチビリチビリ飲りながら時間を過ごす。

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▼そして翌朝の夜明け時に、今度は太陽が目線より下になる美ヶ原や八ヶ岳方面(手前の低い山)の稜線から登ってくる太陽を眺める。これもまたデッキの椅子に座り、煙草をふかして、コーヒーを飲みながら眺める事もある。この時間が季節によっては5時頃の場合もあるし7時前の事もある。しかし東京ではこんな贅沢はできない。標高1140mの急斜面にログハウスを建て物好きと揶揄される事も度々あった。しかしこのひと時のためなら無駄遣いのいい訳をしてみたくなる。そう思った。

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