▼今回の帰省で有馬温泉に3泊したが、東京に帰る最後の朝も有馬温泉『金の湯』に入った。前夜一緒にタクシーでゲストハウスに辿り着いたシューヘー君ももちろん一緒である。彼は大阪府茨木市に住んでいるが、この日は神戸に出て「たもっちゃん」の店でお昼を食べてから別れようと云う事になった。有馬から県庁前駅までは神戸電鉄、北神急行を乗り継いで僅か30分の所要時間。900円の運賃が悩ましいけれど六甲山の下をトンネルで一直線に南下する北神急行の開通で北区の住民は本当に便利になった。
▼たもっちゃんの店『ときどき』は県庁前駅で降り、相楽園と神戸小学校の間の坂道を登り中山手通りの1本山側の通りを右折して100mほど先の浜側、ちょうど神港学園の向かいになる。ランチメニューは3種類。豪快なにぎり(1.5人前)12カン、見た目も楽しい籠盛弁当、酒のつまみに最適の海鮮ちらし丼いずれもお値段は1,050円と大変リーズナブル。にぎりは8カン800円と云うのもある。いずれのコースも全て赤出汁が付く。ネタがでかいし食材も新鮮だ。これで儲かるんかいなあ…と思わせる。
▼我々は一杯やるならこれ!とたもっちゃんが勧める海鮮ちらし丼をオーダー。冷酒をやりたいとお願いすると、よく冷えた評判の銘酒の一升瓶がテーブルに並んだ。獺祭(だっさい)がある、五凜(ごりん)がある!。なかなかいいラインナップだ。これもやりたいし、あれもやりたくなった。結局全種類を利き酒する事になった。2組の客がランチを済ませ、また別のご新規客一組が入って来た。たもっちゃんはその注文を捌いた後、いい気分になっていた我々に「てっさ」を出してくれた。自分は不器用やからよう薄う切られへんねん、と冗談を云いながら量感たっぷりの「てっさ」が皿に乗っている。
▼肝を和えてポン酢で食す。ぷりぷりの皮もたっぷり添えられている。贅沢だなあ…。目を瞠る、言葉に詰まる。写真を撮るのも忘れるほどだ(撮影に気付いた時には半分以上なくなっていた)。その後さらに、たもっちゃんは生の肝をたっぷりどんぶりに入れて出してくれた。これがまた格別美味い。とろんとした食感がなんとも云えず、ますます冷酒がすすむ。長く生きているといい事がある。東京に戻ってからの夕食用に穴子のにぎりを折りに詰めてもらう。勘定を済ませる。顧客満足度が非常に高い。美味いふぐを食べた後、シューヘー君とは地下鉄三宮で別れ、私は新神戸駅から幸せな気分で神戸を後にした。俺は良い友人を持っている。
















































